ロボットが繰り広げるトンデモプレーの連続!人間よりも人間らしい、まっすぐで美しい心に胸を打たれる名作!「疾風!アイアンリーガー」
あなたは「疾風!アイアンリーガー」というアニメをご存じでしょうか。
デフォルメされたロボットが、人間の心を持ち、サッカーや野球などのスポーツで競う「アイアンリーグ」が大流行している近未来。
近未来・ロボット・スポーツと何もかも振り切った舞台設定。
弱小チームに所属する主人公たちが、汚いプレーをする敵チームを正々堂々フェアプレーの精神を貫き、次々と改心させていくという、今では中々お目にかかる事の出来ないド直球の王道ストーリー。
「EXまにあっくすweb」が立ち上げの投稿を飾るに相応しい、とんでもないポテンシャルを持った「疾風!アイアンリーガー」を今回ご紹介したいと思います。
「疾風!アイアンリーガー」は1993年4月から1年にわたって放送された、「ガンダム」シリーズや数々のロボットアニメを手掛けたサンライズが制作した熱血スポーツロボットアニメです。
放送から今年で25年も経つ今なお、ファンから絶大な支持を集めています。
と言うのも、サンライズ作品の上映イベント「サンライズフェスティバル2016」において、本作のオールナイト上映を開催したところ座席が即完売。さらに翌年の同イベントでは、お客さんが声を出して鑑賞できる“応援上映”を行い、劇場内は技名を一緒に叫んだりキャラクターたちに本気でエールを送ったりと、すさまじい応援が繰り広げられました。
しかも、ほとんどの参加者がストーリーを知っているのにも関わらず…。
一体何がそこまでファンの心を捉えているのでしょうか…。
アイアンリーガーたちのプレーは、スポーツの常識を超えています。
敵の強力なシュートを食らったキーパーが吹っ飛び、マッハウインディの放つシュートは空中を鋭角に曲がりながらゴールに向かうジグザグシュート。
しかし、敵のゴールキーパーは千手観音のようにサブの腕を広げてゴール全体を覆ってしまう。
それに対して、ジグザグシュートは空中から地中に方向を変え、相手キーパーの足元を抜こうとする…。
一見すると笑ってしまいそうなトンデモプレーの連続だが、作中のリーガーはいたって真剣なんです。
彼らのそのひたむきさが、作り物のアニメであることを、いつの間にか忘れてしまい、魂のプレーに共鳴し始めるのです。
見た目はデフォルメされたロボットであり、いかにも子ども向けのアニメという印象を受けますが、
登場するロボットたちのまっすぐさ、信念をもって諦めずに戦い続ける姿勢を見ていると、
子ども向けだと軽々しく馬鹿にできないパワーのようなものを感じてしまいます。
ロボットだからこそ、選手(リーガー)たちのスポーツマンシップがより純粋なかたちで際立ち、
人間よりも人間らしい、まっすぐで美しい心に、我々はきっと胸を打たれるのではないでしょうか。
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