【ch1】<まさかのトリック20周年>堤幸彦監督セレクション&インタビュースペシャル

ベストを尽くして今こそ観たい! お初のあなたも待ってます!
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あらゆるところで『トリック』に出会える!

CSテレ朝チャンネルでは20年前に放送が始まった
7月7日にタイムスリップ気分!
当時の放送開始時刻よる11時9分からエピソード1「母之泉」を
堤幸彦監督の新撮コメント付きでOA開始!

 ⓒテレビ朝日・東宝
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 2000年7月7日にシーズン1のファーストエピソードが放送されて以来、今年で20周年を迎えた『トリック』シリーズ。これまで3シーズンの連続ドラマと、3作のスペシャル、そして4作の映画が発表され、完結編となる『ラストステージ』公開後も、動画配信サービスなどを通じて多くのファンから息の長い支持を受け続けています。

シリーズは、仲間由紀恵演じる自称売れっ子マジシャン・山田奈緒子と、阿部寛演じる騙されやすい天才物理学者・上田次郎が、不可解な超常現象を解き明かしていくミステリー。堤幸彦監督が生み出した唯一無二の世界観と、蒔田光治が描いたスリリングな脚本が話題を呼び、金曜ナイトドラマ(当時よる11時09分~)という深い時間帯での放送にもかかわらず、ネットを中心に大きな話題を呼びました。また、シリーズの重要キャストの一人、生瀬勝久演じる頭皮に秘密を持つ刑事を主人公にしたスピンオフ『警部補 矢部謙三』シリーズも好評を博し、これまで地上波番組2本、配信オリジナル番組1本、計3シーズンが発表されています。 

 CSテレ朝チャンネル1では20周年の節目に、堤幸彦監督のスペシャルインタビューを交えつつ、自身がセレクトした珠玉のエピソード3本を放送! 今だから語れる撮影秘話と、見どころ解説がセットになった、『トリック』初心者でも観やすいラインナップでお届けします。

7月7日よる11時からのイントロダクションは、20年間応援してくれている当時からのファンに向けて、さらに初めて観る視聴者に向けて、堤監督からのメッセージを放送。
当時の熱気に満ちたロケ現場の思い出や、主演の仲間由紀恵さん・阿部寛さん、ゲスト出演してくれた日本を代表する名優、個性的なバイプレーヤーについて振り返ります。

さらによる11時9分からは堤監督がセレクトしたエピソードを自身の解説付きで放送。

 堤監督がまず取り上げたのは、記念すべきファーストシーズンのエピソード1で、「トリックの象徴的作品」と語る「母之泉」。堤監督いわく「何度見返しても色あせないトリックの原点となる作品」で、監督・演出家としての「帰るべき場所」だという、『トリック』初のエピソードにして金字塔。
第1話「透視」から繰り広げられる“トリックワールド”。抜群のチームワークを誇る堤組によるキレキレの演出、斬新なカメラワーク、凝りまくった美術。そして後に続く、仲間さん、阿部さんによる丁々発止のやりとり――。がむしゃらに、必死で大まじめに遊んでいた若き日の演者・スタッフのほとばしる情熱を、とくとご覧あれ!

「透視」
売れない奇術師・山田奈緒子(仲間由紀恵)は、ある日、唯一の収入源である見世物小屋の仕事をクビになった。彼女はそこで雑誌に掲載された、若手物理学者・上田次郎(阿部寛)から霊能力者たちへの挑戦状を見つける。『私の目の前で、超能力者であると証明できたら賞金を支払います』
手品を見せて賞金を…。金欠の奈緒子は、上田の研究室を訪ねることに。

「壁抜け」
上田と共に話題の集団“母之泉”2度目の儀式に参加した奈緒子は、ある悩みを書いて封筒を提出した。封筒を取り上げた澄子(菅井きん)は見事『貧乳の悩み』を言い当てたが、
奈緒子はそのトリックを暴く。澄子はアルコールで封筒を透かして中を読み、香を焚きアルコール臭を隠していたのだった…。

「密室」
奈緒子は青木(河原さぶ)の家で霧島澄子の肖像を発見。青木は信者?
上田と共に青木に詰め寄る奈緒子。矢部刑事(生瀬勝久)たちを前に、奈緒子は津村(山崎一)たちが帰ろうとするのを引き止め、トリックを暴いていく。
昨晩、青木が作ったキジ汁は睡眠薬入りで、奈緒子と美和子(伊藤裕子)がそれを食べて眠ったのを見計らい、津村は青木の手引きのもと、美和子を殺した、というのが奈緒子の推理だった。
しかし証拠はない…。

 続いては、日本を代表する劇作家・演出家である鴻上尚史さんの出演が思い出深く、ロケ地の宮古島も特別な場所だというシーズン1のラストエピソード「黒門島」。潮の満ち引きのため時間制限があるロケ現場では監督をはじめ、出演者、さらには主題歌「月光」を歌う鬼束ちひろさんも海に沈みゆく砂浜で奮闘したそう。このシーズン1のラストシーンは、「シリーズ一番の大掛かりな名シーン、名カットが撮れた」と堤監督も自画自賛するほど。
鬼束さんの歌声が響く中、奈緒子と上田が砂浜に佇む――。ドローンのなかった時代だからこその、どこか物悲しさを感じさせるヘリコプターによる空撮は、まるで映画! シリーズ屈指の名シーンを、この機会にぜひ!!

「父を殺した真犯人」
夜、奈緒子の元に、父・剛三(岡田眞澄)の名を語る男から電話が入る。イタズラと思いつつも不安にかられる奈緒子・・。
翌朝、奈緒子は差出人不明の手紙を受け取った。意味深な内容を怪しんだ奈緒子が封筒から浮かび上がった住所に向かうと、黒津次男(鴻上尚史)と三男(正名僕蔵)という兄弟が待っていた。
彼らは南方の、里見(野際陽子)が生まれた島・黒門島(こくもんとう)からやってきたという。

「真犯人はお前だ」
奈緒子を案じアパートを訪れた上田は、里見と出会う。里見から奈緒子に霊能力があり、その力で剛三が死んだと聞くが、信じられない上田。「こうなる運命だったのだ」という里見に彼は・・。その頃奈緒子は、黒津兄弟と黒門島に着き、早速、婚礼の儀式「アナアキー」が行われることに…!

 最後は、よる11時台に放送されていた『トリック』が、よもやの(!?)よる9時台に昇格したシーズン3のエピソード4「死を招く駄洒落歌」をセレクト。劇場版や新作スペシャルを差し置いての選出は意外と思われるが、堤監督によれば、横溝正史的な世界観のミステリーと笑いがちょうどいい案配で融合した「ある種のトリックの完成形」。
さらには「一番ふざけていて、忘れられない作品」だそうで「ついには次郎号(上田の愛車)のドアを外すくらいノリにノッていた」お気に入りのエピソード。数分に1回は繰り出されるギャグ、そこかしこに散らばる小ネタの数々が笑える。とはいえ、和歌の歌詞になぞらえたミステリーとしても絶品! これぞまさに『トリック』の真骨頂と呼ぶにふさわしい1本!!

「死を招く駄洒落歌の謎」
平安時代の和歌の達人、亀山道貞が確立した和歌「亀山歌」は、掛詞や韻を踏むことにこだわった独特の手法が特徴だ。しかも、優れた者が詠んだ歌には、不思議な力が生まれるという。
そんな歌の伝統を今に伝える名家・亀山家の屋敷が、人手に渡ることになる。しかし屋敷には、恐ろしいものを封じ込めたと伝わる開かずの扉・イチマツ模様の扉がある。引渡し前にここを開けなければ! 亀山家の弁護士・松村(松澤一之)は、扉開きの立会いを上田に依頼。上田は奈緒子を連れ亀山家に向かう。

「死を招く駄洒落歌の謎~解決編」
藤二郎(丸岡奨詞)、麗香(岡まゆみ)に続き、千里(宝積有香)が死んだ。一族の者たちは、生き返った闇十郎が犯人と信じる。だが奈緒子は、犯人はこの中にいると推理。自分たちを疑う奈緒子と上田に、一族は敵意のこもった視線を返す。事件の連絡を受けた矢部と菊地(姜暢雄)は捜査のために再び現場に戻ってくるが、奈緒子の姿が見えなくなる。奈緒子をどこかに閉じ込め窒息死させるという謎が詠み込まれた亀山歌が出現し…!?

 

 20年経っても古びず、色あせない魅力の理由とは?
堤幸彦監督の語りと一緒に楽しめる永久保存版「トリック」20周年特別企画。ぜひファンの皆さん、初めてご覧になる方も放送時間にリアルタイムでお楽しみください!

 

<まさかのトリック20周年>堤幸彦監督セレクション&インタビュースペシャル

■2020年7月7日(火)よる11:00~翌朝5:00

 



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