警視庁の精鋭：手前から内村良一、畠中宏輔、竹ノ内佑也

 ■畠中宏輔

畠中宏輔選手は筆者が今の仕事に就いたばかりの頃、「いつかきっと使う時が来る！」という気持ちで全日本選手権取材に出向くようになった当初、学生としてベスト8まで進出して注目を集めた選手で、その頃からずっと注目していました。CSテレ朝チャンネル２での最初の剣道放送、平成26年度大会で優勝した時はとても嬉しかったのを覚えています。

動画[令和元年度 警察剣道選手権大会_畠山宏輔]

■竹ノ内佑也

竹ノ内佑也選手は、平成26年の全日本選手権で43年ぶりの学生優勝を果たし一躍有名人に。警視庁に入ってからも日本代表に選ばれ続けながら、個人タイトルからは遠ざかっていました。とはいえ、まだ25歳、その歳で先輩・先生方から「そろそろタイトル獲らないと」と言われていたというから、すごい選手です。

動画[令和元年度 警察剣道選手権大会_竹ノ内佑也]

■内村良一

内村良一選手は今大会最年長38歳。去年はこの大会準優勝で、全日本選手権でもここ２年連続決勝進出を含む、史上最多8回の決勝進出（優勝3回）ととにかく常に勝ち上がってくる、日本代表主将も経験した名選手です。

「誰にでもできることを誰にも真似できないくらいやる」の意識で、稽古しない日はないというほど、とにかく稽古を続けて、未だに若手剣士を寄せ付けない強さを維持しています。

動画[令和元年度 警察剣道選手権大会_内村良一]

■女子は安定の大阪勢

男子の団体戦で４連覇中の大阪府警ですが、個人戦の今大会はベスト16に１人も残らず意外だなと感じていましたが女子の方は、大阪府警の強さは今年も安定していました。この大会5度の優勝を誇る山本真理子選手は女子日本代表の主将。今年も順当に勝ち上がり、5年連続のベスト4入り。

大阪府警の女子：手前から辻瑶子（前回2位）、山本真理子、石塚芳

石塚芳選手も3年連続のベスト4入りしたほか、大阪勢がベスト16に4人残り、相変わらずの強さを見せました。毎年「この選手いつもいるなー」と思いながらトーナメント表のテロップを作っています。

番組のテロップはこんな感じで作っています

■渡邊タイ

そんななか、これまで最高でもベスト8止まりだった渡邊タイ選手（熊本県警）が今年は大活躍。去年同じ熊本の西村英久選手がこの大会で優勝し、その姿を目標にと、今年は快進撃を見せてくれました。長期戦が連続し、なかには30分以上の試合も。男子選手顔負けの体力とパワーが目立っていました。

ベスト８の壁を突破した渡邊タイ（熊本県警）

渡邊選手の序盤戦の試合も映像でごらんください。

動画[令和元年度 警察剣道選手権大会_渡邊タイ]

■副音声に出演の全日本覇者も会場に

注目選手、ではありませんが、副音声のご案内も。今回の副音声には、この警察選手権、さらに全日本選手権でも優勝経験のある２人が出演します。

神奈川県警の髙鍋進さん、今大会は審判としても参加。

大阪府警の木和田大起さんには、試合の視察にお越しいただきました。

髙鍋進 教士七段（神奈川県警）

木和田大起 教士七段（大阪府警）

 試合を間近で見ていた一流の剣道家の２名に試合を解説にお迎えし、剣道を愛する芸能人３名による副音声はとても盛り上がりました。

副音声の様子、左から木和田大起・マキタスポーツ・渡辺正行・天野浩成・髙鍋進

≪次回は実況解説のご紹介！過去の優勝シーンも大放出！配信をお楽しみに！！≫

令和元年度　警察剣道選手権大会（個人）はＣＳテレ朝チャンネル2で放送！！

6月23日（日）午後6時～よる9時

【今後の放送予定】
9月　全日本女子選手権
10月  全日本東西対抗大会