【ch1】歌姫<浜崎あゆみ>の軌跡を5夜連続で!

「夢の世界へ、ようこそ――」
浜崎あゆみライヴスペシャル~歌姫の軌跡~

 

4月8日でデビューから23周年目に突入する浜崎あゆみ。多くのヒット曲を生み出し、様々な新記録を歴史に刻んできたことは誰もが知るところだが、なぜ彼女がそれほどまでに愛され、今もなお多くのファンを魅了し続けているのか――。

4月からテレビ朝日にて、自伝的小説を原作とした土曜ナイトドラマ『M 愛すべき人がいて』がスタート。CSテレ朝チャンネル1では、自身初となるアリーナツアーから、DVD化されていない貴重なLIVE映像まで、歌姫<浜崎あゆみ>として、その真の魅力に迫る厳選ライブ映像を5夜連続でお届けする。

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第1夜は、2000年に自身初のツアーにして、全国のアリーナを熱狂させた『第一幕』。女子高生のカリスマとして一躍脚光を浴び、“ayu”はデビュー直後からスターダムを一気に駆け上がっていく――。その“夢と現実の狭間を行き来する真の自分とayu”をテーマに作られたステージとなっている。ファンタジックな演出で夢の世界を描き、その一方で鋭い眼差しで歌う心の叫び――。驚くのは、そのコンセプトから台本作り、演出まで彼女自身が考え具現化させたということ。以降、毎年のようにファンの想像を超えるエンターテイメント性の高いステージを創り上げていくことになるのだが、その類まれな才能が開花していく最初の一歩がこの「第一幕」であり、この7年後にはアジアの歌姫として初の海外ツアーを大成功させる――。

その様子を収めたのが第2夜に放送される『ASIA TOUR2007+DOCUMENTARY』だ。リハーサルからツアー最終日までの150日に密着した映像からは、彼女が指揮官となってステージを創り上げて行く様子はもちろんのこと、ひとりの人間としての浜崎あゆみの本質に触れることが出来る内容となっている。

続く第3夜は、翌年に行われたデビュー10周年記念となる『ASIA TOUR2008~10th Anniversary』の台湾公演での映像。年々、演出のスケールは壮大さを増し、巨大飛行艇が一瞬にして出現するイリュージョンやフライングなどを織り交ぜながら、数々の名曲をドラマチックな世界観で彩る。10年という月日が、浜崎あゆみを“アジアの歌姫”へと押し上げただけでなく、その代名詞に相応しい貫禄と実力を身に着ける時間だったことは、一瞬たりとも飽きさせぬ堂々たるステージに言語の壁を越えて熱狂する台北のファンたちの様子からも明らかだ。

第4夜はそこからさらに10年の月日を経た2018年。20周年記念に開催されたさいたまスーパーアリーナ2aysの最終日。10周年あたりのステージでは曲間を映像で繋ぐ演出が多かったが、このステージでは人の力、音楽の力で繋いでいく手法がとられ、ダンサー、パフォーマーの他に、クワイヤー、ストリングスなど豪華なサポートメンバーが参加。そのステージマスターとして浜崎あゆみがステージに降臨する――。

まず目に飛び込んでくるのはオープニングの神々しいまでの登場感と、アリーナを埋め尽くすオーディエンスの大歓声と笑顔。新たな令和の時代もさらなる進化を続けていくことを示唆するようなアグレッシブなステージには熱烈なファンならずとも引き込まれるものがある。さらに、楽曲においても今の浜崎あゆみが歌うからこそ、新たな感情が揺さぶられる曲があることにも気づかされるはずだ。

そして第5夜は、2020年の幕開けを飾ったカウントダウンライブ『Promised Land~A』。長年聖地として親しまれてきた代々木第一体育館でのライブとあって全国からファンが大集結! このステージの終了後に発表された第一子出産のニュースは記憶に新しいが、当然のことながらライブ中は観客も生放送で観ていた人たちも知らなかったこと。そんな状況の中で、センターステージという360度死角がなくフォーメンションも複雑さを増す形状でのライブを選んだことにも驚きだが、それこそが浜崎あゆみらしい選択ともいえる。母になろうと、産後間もない状態であろうと、最高のエンターテイメントを追求する。その揺るぎない想いがあればこそだろう。

さらに、このライブでは思いがけないハプニングもあった。ライブの前半でステージの移動中にしばらく彼女が座り込むシーンがある。産後間もないステージであったため、骨盤も体調も安定していなく、ヒールを履いて激しく踊ることやステージを走り回ることが、あの思いがけない事故に繋がってしまったことは、今ならあの場所にいたファンの皆さんはお気づきであろう。

しかし、彼女はしばらく座り込んだ後、意を決したように、浜崎あゆみの全プライドをかけて立ち上がる――。そして、終演後には自力では歩けず車椅子が必要なほどの痛みを堪えながら、それを悟らせることなく笑顔でステージを全うした。

改めて思うことは、多くの才能溢れる女性アーティストがいるが、他の誰とも比べようもない“浜崎あゆみ”というジャンルが存在するのだということ。それを20年かけて共に創り上げてきたayuとファン。ファンだからといって、人の感情を揺さぶることは容易なことではない。思い描くエンターテイメントのために全身全霊でステージに向かい、常に昨日よりも今日と、前進し続ける探求心が浜崎あゆみをより一層輝かせ、彼女の存在を求めて止まない人たちを温かく照らしていく。その旅に終わりはないのだ。なぜなら「ステージこそが、浜崎あゆみの居場所」なのだから――。

文 釣谷高子

※記事投稿におきまして、一部誤りがありましたので訂正のうえお詫び申し上げます。第4夜の放送は2018年開催の20周年を記念したライヴ「ayumi hamasaki ARENA TOUR 2018 ~POWER of MUSIC 20th Anniversary~」となります。

 

浜崎あゆみライヴスペシャル~歌姫の軌跡~

■4月8日(水)よる8:00~9:50
 ayumi hamasaki concert 2000 A 第1幕
■4月9日(木)よる8:00~11:36
 ayumi hamasaki ASIA TOUR 2007 A ~Tour of Secret~ “LIVE+DOCUMENTARY”
■4月10日(金)よる8:00~10:50
 ayumi hamasaki ASIA TOUR 2008 ~10th Anniversary~ Live in TAIPEI
■4月11日(土)よる10:00~深夜0:20
 ayumi hamasaki ARENA TOUR 2018 ~POWER of MUSIC 20th Anniversary~
■4月12日(日)よる10:00~深夜0:00
 ayumi hamasaki COUNTDOWN LIVE 2019-2020 ~Promised Land~ A
※放送予定の作品は編成の都合により、予告なく変更になる場合があります。


 

 

 

 

 

 

 

 

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